
ふるさと納税って、寄付なんでしょ?



そんな余裕なんてないわ



それに、なんだか面倒くさそうだし
このように感じている人に向けた内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
ふるさと納税の認知度は
高まりつつありますが
実際にやっている人は
まだ半分にも満たないそうです
やっている人でも
何がどうお得なのか分からないまま
なんとなくやっている
という人もいるのではないでしょうか
ふるさと納税は
所得税と住民税を支払っていれば
多くの人が、お得になる制度です
また、税金のことを正しく理解すれば
お得に賢く利用出来ます
私自身が分かりにくいと感じた部分を含めて、ご紹介します
ふるさと納税の仕組み
ずばり、ふるさと納税を簡単に表すと
寄付 = 納税 + 返礼品
となります
そもそも、ふるさと納税は
生まれた故郷や応援したい自治体に
寄付ができる制度です



やっぱり寄付なのね
しかし、ある一定の手続き
- ワンストップ特例制度
- 確定申告
をすることで
税金の控除や還付
を受けることが出来ます



あ~そういうのが分かりにくくて、面倒くさいって思ってしまうのよね



大丈夫、これだけ覚えて下さい↓
つまりは
ふるさと納税(寄付)することで
税金を前払いし
その代わりに特産品といった
返礼品を受け取ることが出来る制度
節税でも税金が安くなるわけでもないけど、単なる寄付でもない
必ず納めなければならない税金
つまり
「同じ額の税金を納めるなら
返礼品がもらえた方がお得」
ということです



よく理解していないと、何がどうお得なんだか分からないですよね
税金の仕組み
所得があれば、国に税金
- 所得税
所得額によって税率が変わる累進課税 5%〜40% - 住民税
一律 10%
を納めなければなりません



日本国民の三大義務のひとつ、「納税の義務」です
いっぱい払ってますよね
私たちは
住んでいる自治体に住民税
を支払っています
ふるさと納税は
住んでいる自治体ではなく
自分の好きな自治体に
寄付という形で支払うことになります
次に
控除や還付を受けるための手続きをすれば
- 確定申告した場合
寄付した合計金額から
2,000円を差し引いた額が
→寄付した年の所得税と
翌年の住民税から控除されます - ワンストップ特例制度を利用した場合
寄付した合計金額から
2,000円を差し引いた額が
→翌年の住民税から控除されます


住民税の支払いは
翌年の6月からになります
給与から、下記の図のように徴収されます





今、支払っている住民税は、昨年の所得分ということですね
毎年5月~6月頃に
給与所得等に係る市・県(あるいは府、道、都)民税 特別徴収税額の決定通知書
という長~い名前の長~い紙が
勤め先から届くと思います↓


その中に税額控除額という項目があり
ふるさと納税をした場合
ここで寄付額が差し引かれます


手続きさえ忘れたり
間違えたりしない限り
ふるさと納税の寄付額は
手数料2,000円を差し引いた全額が
間違いなく税金から控除されます



控除された分(=前払いした分)の住民税額が減ります
ふるさと納税をしなければ
控除額は0円なので
所得に対してまるまる税金がかかります
その分を、先払いして返礼品をもらえるのが
ふるさと納税というわけです



返礼品分がお得ってことなんだけど、なぜだか実感が沸かないのよね



そうなんです
一方で、お得さを感じ難いと感じる人も少なくないようです
原因は
ふるさと納税の支払いが一括である
のに対して
住民税の控除が分割である
ことが考えられます
例えば今年
ふるさと納税で50,000円寄付した場合
50,000円(寄付額)- 2,000円(手数料) = 48,000円(控除額)
48,000円 ÷ 12ヵ月 = 4,000円
手元から
リアルに50,000円出ていったのに
毎月4,000円ずつ、元の住民税額から
差し引かれて戻ってくるということですね



確かに、手元から出ていくインパクトの方が大きいかも



1年間いつでも寄付することが出来るので、一度にまとめてするのではなく、計画的に分けてすることで、実際の支出を分散させ、お得を手に入れましょう
ふるさと納税のやり方
ふるさと納税がお得だと理解出来たら
実際にやってみましょう
注意すべき点は
寄付控除を受ける人と決済人は同一
である必要があります
※代理で申請することは問題ありませんが
名義を間違えてしまうと控除が受けられませんまた
所得税や住民税の納税額がない人
または少ない人は
ふるさと納税をしても
寄付金控除を受けることが出来ません



税金を払っている人が前払いする制度だと考えれば当然ですよね
専業主婦やパートの奥さまは
自分名義のカードで支払わないように
気を付けて下さい
ふるさと納税で寄付できる限度額は
年収や家族構成によって違ってきます
※実際にはお得にならないケースもあります
ふるさと納税サイトで
シミュレーションが出来るので
必ず確認しておきましょう



上限額を超えてしまうと、本当の寄付になってしまいます
↓参考シミュレーションサイト↓


今年度の所得は
年末調整後にしか分かりませんが
昨年度の源泉徴収票を参考にして
シュミレーションしてみましょう



わが家では、少なめに申し込んでおき、年末に源泉徴収税額を確認して追加で申し込んでいます
ふるさと納税出来るサイトは
いくつかあります
↓参考ふるさと納税サイト↓






それぞれのサイトで
返礼品に違いがあったり
同じ自治体同じ返礼品なのに
寄付金額が違う場合もあります
また、独自のポイントがついたり
Amazonギフト券還元があったりします
上手に利用すると
手数料の2,000円分が
実質0円になる場合もあるので
返礼品と合わせて楽しみながら
選んでみてはいかがでしょうか
サイトにより
会員登録が必要な場合があります
返礼品の楽しみ方
目移りしそうなほど
たくさんの返礼品に迷いますよね
ウナギやお肉といった贅沢食材もいいですが
税金の前払いと考えると
日用品などの本当に必要なモノを選ぶ
ことをおすすめします



その分、家計的に助かりますよね
↓おすすめの返礼品↓
- お米、ビール、お酒
- 洗剤、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、おむつ
- バスタオル、フェイスタオル
- トースター、フライパン など
下記は、実際にわが家が手にした返礼品です








普段買っているモノ、買い替えたいモノ
などを探してみてはいかがでしょうか
ここで、これまで学んできた片付ける力が
発揮されます
大量に届くモノにも
きちんと収納場所を作ることが出来れば
モノとお金の両方の管理が出来る
ということです


◎トイレットペーパー 250m×4R×8P
静岡県富士市の返礼品
わが家は玄関収納に
日用品のストック保管場所を確保しています
▼ふるさと納税で購入できる愛用のタオルを紹介しています


手続きの仕方
返礼品と同梱、または別郵便で
寄付した自治体から「寄付金受領証明書」が届きます
ワンストップ特例制度を利用する
1年間に寄付した団体が5つまでなら
「ワンストップ特例制度」が利用できます
申込みの際に
「ワンストップ特例制度を利用する」
を希望すれば
同封されてくる
「特例申請書」に必要事項を記入し
「各種書類」と一緒に返送します
※寄付した翌年の1月10日までに
自治体に届くよう返送が必須です
各種書類 一覧


自治体ごとに、各種書類のコピーが必要です
また返送するのに
自治体によっては、切手を貼ったり
封筒を折って作ったりする必要があります
確定申告する
翌年2月16日から3月15日までの間に
確定申告します
面倒なイメージがありますが
思っているほど難しくはありません
マイナンバーカードがあれば
Web上で手続きが完了します
寄付団体5つに縛られることがないので
ぜひ挑戦してみて下さい
住宅ローン控除の初年度、または医療費控除を受けるため確定申告する場合は、ワンストップ特例制度が無効になるので合わせて申告する必要があります
まとめ


ふるさと納税について
- ふるさと納税の仕組み
地方へ寄付をすることで、税金の控除や還付が受けられ、返礼品がもらえる - 税金の仕組み
手続きをすることで、寄付した年の所得税の還付や翌年の住民税の控除が受けられる - ふるさと納税のやり方
寄付上限額内で寄付控除を受ける人名義で、ふるさと納税サイトから申し込み、決済する - 返礼品の楽しみ方
日用品などの実生活で必要なモノを選ぶことで、家計負担が減る - 手続きの仕方
ワンストップ特例制度(5団体まで)を利用するか確定申告をする
「ふるさと納税」は
2008年5月から施行されました
わが家が、利用し始めたのは2015年から
もっと早く始めれば良かったと後悔するほど
知れば知るほどお得な制度です
「知らない」ことで損をする事が無いように
知識を持ってかしこく利用したいですね
モノとお金の両方を管理して
楽な暮らしを叶えましょう
▼ふるさと納税の確認の仕方と、最低知っておきたい税金のことについて解説しています


▼モノを管理する「片付ける力」の身につけ方についてはこちら


▼固定費削減に大きな効果がある携帯電話の乗り換えについて解説しています

