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電気代がなんだか高い‼
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電力自由化になって見直したはずなのに…
こんな風に感じている人に向けた内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
2016年4月から電力自由化になり
- 新規参入の小売電気事業者
- ガス会社の電気
- 大手電力会社の新プラン
に変更した人も多いのではないでしょうか
当時、シミュレーションした時とは
現在、様々な要因で事情が変わり
安くなるよう変更したはずの電気代が
2022年9月以降
高くなっている場合があります
原因のひとつに
燃料費調整額の上限撤廃が考えられます
実は、私の実家も陥っていた
電気の契約で確認すべきこと、その対策をご紹介します
電気料金内訳
![電気使用量のお知らせ画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-notice-of-electricity-usage1.png)
![電気使用量のお知らせ画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-notice-of-electricity-usage1.png)
電気料金は
基本料金 + 電力量料金
の他に
- ± 燃料費調整額
- + 再エネ促進賦課金
- + 託送料金
を含めた金額になります
今回、問題となっているのが
①燃料費調整額です
ちなみに
②再エネ促進賦課金、③託送料金は
プランによる差異はありません
電気料金プラン
![電気イメージ1画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-electric-light.jpg)
![電気イメージ1画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-electric-light.jpg)
各ご家庭が契約している電気料金は
下記に該当します
- 大手電力が提供する従来型の規制料金
- 大手電力が提供する自由料金
- 新電力が提供する自由料金
2022年9月以降、全国平均でみて
規制料金と自由料金の価格(単価)が逆転し
自由料金のほうが高くなってしまう
という事象が発生しています
原因は、燃料費調整額上限の有無です
規定料金プラン
- 従量電灯
- 低圧電力
国の認可を受けて設定された
「規制料金」のプランは
燃料費調整額の単価に
上限が設けられています
つまり、燃料価格がどんなに高くなっても
支払う燃料費調整額の単価は
ある一定でストップします
自由料金プラン
新規参入の小売電気事業者や
大手電力会社の新プラン
大手ガス会社の電気プランには
燃料費調整額に上限を設けていないことがほとんどです
大手電力会社自由料金プラン例
- 東京電力
スマートライフS/L、夜トク8/12、スタンダードS/L など - 関西電力
はぴeタイムR、eおとくプラン、なっトクパック(なっトクでんき) など - 九州電力
電化でナイト・セレクト、スマートファミリープラン、スマートビジネスプラン など - 中国電力
電化Styleコース、ナイトホリデーコース、スマートコース、シンプルコース など - 北陸電力
くつろぎナイト12、従量電灯ネクスト、使っておとくライト など - 中部電力
スマートライフプラン、ポイントプラン、おとくプラン、とくとくプラン など - 東北電力
よりそう+ナイト8/10/12、よりそう+ナイト&ホリデー、よりそう+eねっとバリュー、よりそう+ファミリーバリュー など - 北海道電力
eタイム3プラス、エネとくスマートプラン、エネとくポイントプラン、エネとくS/M/Lプラン、エネとくシーズンプラスB/C など - 四国電力
でんかeプラン、でんかeマンションプラン、おトクeプラン など - 沖縄電力
グッドバリュープラン、Eeホームホリデー など
大手ガス会社の電気
- 東京ガス
- 大阪ガス
- 東邦ガス
- 西部ガス
契約当時は上限があったものが
順次撤廃されています
燃料費調整額の影響
![電気イメージ2画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-power-transmission-tower1.jpg)
![電気イメージ2画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-power-transmission-tower1.jpg)
日本は、電気をつくる燃料のほとんどを
海外から輸入しているため
燃料の調達費用は
輸入国の情勢や為替変動で
常に価格が変動します
プラスにもなれば、マイナスにもなり
近年では
- 原油価格高騰
- ウクライナ情勢
- 円安 など
の影響を受け、その調達費用が高騰し
それが「燃料費調整額」に反映されています
燃料費調整額の上限は
基準燃料価格の1.5倍ですが
その上限に達した時期が続いたため
見直す前の規定料金プランの方が
基本料金や電力量料金の単価が高くても
トータルで電気料金が安くなる
という現象が続いています
![燃料費お知らせ画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-fuel-cost.jpg)
![燃料費お知らせ画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-fuel-cost.jpg)
![料金プラン1画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9721-price-plan1.png)
![料金プラン1画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9721-price-plan1.png)
![料金プラン3画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-price-plan3.png)
![料金プラン3画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-price-plan3.png)
実際、母が現在一人で住んでいる
実家の電気料金を確認したところ
かなりの差がありました
![電気料金明細書1](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-electricity-bill-statement1.png)
![電気料金明細書1](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-electricity-bill-statement1.png)
![電気料金明細書2画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-electricity-bill-statement2.png)
![電気料金明細書2画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-electricity-bill-statement2.png)
対策
![電気イメージ3画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-power-transmission-tower2.jpg)
![電気イメージ3画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-power-transmission-tower2.jpg)
実家では
「以前見直して、お得なプランにした」
という思い込みがあったようです
今回は
規定料金プラン(従量電灯)に変更しました
ただ、燃料費調整額は毎月変動するため
今後マイナスになることもあります
そして、大手電力会社の規制料金は
経過措置料金なので、いずれ廃止予定です
現在は、燃料費調整額に上限が無い分は
大手電力会社が赤字で供給しているため
その分、規制料金の値段が上がっています
現に、2023年6月に
一部電力会社の値上げが実施され
※北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中国電力、四国電力、沖縄電力o
2024年4月には、政府による補助制度の
激変緩和措置が終了する予定であることから
2024年1月に5社
※東京電力、北海道電力、中部電力、九州電力、沖縄電力
5月には10社全社の値上げが予定されています
契約内容の確認
まずは、契約している電力会社やプランを
確認することが大事です
シミュレーションには反映されない
燃料費調整額があるということを含め
料金の仕組みを理解してこそ
他と比較ができます
本来は
うまく選べばメリットの多い電力自由化です
- 電力量料金(単価)が安い
- ポイントが利用できる
- ガスと電気をセットで割引がある など
一方で、自由に決められる分
- 知らなかった
- 面倒くさい
では損をすることがあるということは
知っておいた方がいいと感じます
その上で、他の電力会社に乗り換えたり
プランを変更したりすれば
暮らしには必須の電気代を
上手にやりくりしていけるのではないでしょうか
また、ガスにも
原料費調整額の上限に有無があるので
合わせて確認することをおすすめします
▼携帯電話の見直しも固定費削減になります
![](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2022/09/eyecatch39-500x263.jpg)
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まとめ
![電気画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-electric.jpg)
![電気画像](https://tsuinosumikadukuri.com/wp-content/uploads/2023/12/9712-electric.jpg)
電気契約について
家計に直結する光熱費ですが
節約にも限度があります
むしろ
定期的に見直すことで無駄をなくすほうが
自由化の恩恵を受けられるのではないか
と感じます