どうせなら、ずっと使えるモノがいいよね
でも、そういうのって高くて手が出ないわ
こんな人に向けた内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
暮らしの中のほとんどのモノには
寿命があると感じます
でも、その一方で
一生モノだと言えるモノが
少なからずあるのも事実です
モノを意識して選ぶことで
買い替える必要が無くなったり
長く使い続けられるなら
結果、価値のある一生モノになるのではないでしょうか
この記事では
貴金属や骨とう品ではなく
暮らしに直結したモノを選ぶ時の
意識したいポイントをご紹介します
一生モノになるもの
一生モノとは
人の一生涯、数十年間使い続けることができるもの
を意味します
物質的に劣化しない(しにくい)モノは
そうなる可能性が高く
また
手入れや修理、メンテナンスをすれば
より長く使えることがあります
一方で、意図せず
- 感情の変化
- ライフステージの変化
により
不要になってもモノとして残ってしまう
ことがあります
これらの違いを感じながら
モノを持つことを考えてみましょう
家具
一度買えば買い替えることが少なく
一生モノになる可能性が高くなります
もし、不要になってしまった場合には
処分に労力と費用がかかってしまうことも
デザインや価格だけではなく
素材にもこだわって慎重に選ぶことで
ずっと愛用できる一生モノになります
アンティーク家具の素材をみれば
オークやマホガニー、ウォールナットなど
無垢材が使用されています
ベニヤやMDF※など安価な素材に比べ
耐久性があり、経年変化を楽しめます
※MDF…線維化するほど細かく加工した木材チップを煮込み合成樹脂を加えて成形し作られた板のこと
確かに高価なモノが多いのですが
買い替える必要が無いと考えれば
見合った価値があるのではないでしょうか
学習机
サイズと素材を上手に選べば
学生時代の 6+3+3+4=16年に加え
社会人になっても
パソコンデスクやドレッサーとして
長く使えるモノです
ちなみに、現在の小学校で
最も普及している机の天板サイズは
新JIS規格 幅650×奥行450mmです
入学シーズンになると
子供好みの学習机が店頭に並びますが
のちのちまで長く使える
大きすぎず、シンプルなモノ
を選んでみてはいかがでしょうか
ベッド
日本と海外で
若干のサイズ差がありますが
シングルサイズ 横幅97×長さ195cm
を2台組み合わせることで
キングサイズ以上となり
子供が小さい時も家族で寝ることも可能です
- すきまパッド
- ベッドパッド(シングル×2 or キングサイズ)
- ボックスシーツ(キングサイズ)
を利用すれば、フラットになります
わが家で愛用している寝具です
①
②
③
③
子供が成長した後も
シングルベッドに戻すことが出来るので
無駄がありません
- 劣化しない素材のベッドフレーム
- 良質のポケットコイルと詰め物のマットレス
を選べば、いい睡眠を得られ
ベッドフレームは、一生涯
マットレスも、15年以上
使い続けられています
ダイニングテーブル
ライフステージの変化により
住む人の数が変わることがありますが
家の間取りに対して大きすぎるものは
家事動線が悪くなる原因にもつながります
家族の数を基にするだけでなく
テーブルを共に囲むタイミングなども考え
サイズを選ぶことをおすすめします
タンス
近年の家の間取りには一般的に
クローゼットが備え付けられています
あえてタンスを持つ意味を考え
- 管理出来る服の数
- 軽い収納ケースで代用
を検討してみてはいかがでしょうか
昔は主流だった婚礼箪笥に関しても
先のことまで考える必要がある時代
になっているのかも知れません
ソファー/椅子
使われている素材に加え
詰め物のへたりが原因で
長く使えないモノが多く存在します
特にソファーは大きなモノが多く
安易に買い替えることが難しいので
修理やメンテナンスを意識した選択が
必要だと感じます
家具は、持つ数が少ないほど
生活空間が広くなります
一生モノになる素材で
本当に必要なモノだけを選んで持つと
暮らしは変わります
キッチン用品
「長く使える」という視点で選べば
価値あるモノに出会えます
ステンレス製品
- ザル/ボウル
- 鍋/フライパン
- 包丁
- 洗いカゴ
- 洗い桶
- スプーン/フォーク
- キッチンツール など
ステンレス製はさびにくいため
正しく使えば、長く使えます
一方、重さがあるものは
歳を重ねたことで、使いにくいと感じる
こともあるかもしれません
▼重いけど両手で持てる、一生モノだと感じているフライパンです
プラスチック製品
- ザル/ボウル
- キッチンツール
- 食器
- カトラリー
- 保存容器 など
キッチン用のプラスチック製品は
変色はするけれど、壊れにくいので
長く使えるモノも多いです
子供の頃使っていたコップやお皿が、今も食器棚に残っていませんか?
100均商品も多く
「便利そうだし安いから」と買ったモノが
いつの間にか増えてしまうことも
一生モノとは別の意味で
残ってしまいやすいのが特徴です
陶器やガラス製は、割れてしまいますが
素材を上手に選べば
長く使えるモノがたくさんあるキッチン用品
現に、わが家でも
洗い桶とザルとボウルは30年モノです
▼キッチンの収納例をご紹介しています
洗濯用品
ハンガー
ステンレス製は紫外線に強いので
一度買えば、ずっと使えるモノです
アルミ製も軽くて使いやすいですが
柔らかい素材の金属なので
曲がってしまうことがあります
▼選んで間違いのない商品です
日々の洗濯は、必須の家事で
この先もずっと続くから
少し高くても、長く使える
ステンレス製がおすすめです
収納用品
大きな収納ケースから
小さな収納かごまで
良くも悪くも、残りやすいモノです
モノと向き合うお片付けで不要になり
最後に残るのも収納用品です
- 無印良品 PP収納ケース
- 天馬 フィッツ(Fits) など
汎用性の高いモノを選ぶことで
暮らし方が変わっても
使う人が変わっても対応でき
規格サイズが変わらないことで
買い足せる安心感もあります
▼お片付けを収納から始めてはいけない理由について解説しています
電化製品
残念ながら
一生モノと呼べるモノはほとんどない
のが、今の現状です
専門的な知識がなければ
動かなくなった時には
- メーカーに修理を依頼
- 買い替える
という選択肢しかなく
修理する場合でも
部品の最低保有期間の7~10年を過ぎれば
処分するしかありません
逆に考えれば
電化製品を持つなら
使わなければ損だと言えます
修理する権利
主に電子機器や情報通信機器等の製品を
消費者が自分で修理する権利のことで
欧米を中心に広がっている考え方です
この権利が当たり前の世の中になれば
電化製品の一生モノの考え方も
変わってくるかもしれません
まとめ
一生モノの持ち方・考え方
一生モノを持つという考え方は
それだけモノと向き合うということです
大事なのは
そのモノを愛用しているかどうか
手入れや修理、メンテナンスをしながら
長く使っていけるモノが
真の一生モノではないでしょうか
本当に必要なモノだけを
暮らしの中に取り入れれば
人とモノとの関係性が良好になり
暮らしは豊かに、そして楽になるでしょう