
間取り図を見るポイントってあるのかな?



どんな間取りが住みやすいの?
こんなお悩みに答えます
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
家を探す時
家を建てる時
大きな選択肢のひとつになる間取り
転勤族のわが家が
これまで移り住んできた様々な家を
結婚し子供が生まれ成長する今日まで
間取り図と共にご紹介しながら
快適な暮らしが叶う
- 間取りの見方
- 動線の考え方
- 立地・環境選び
を、当時の自分にも伝えたい
お片付けの知識をプラスして解説します
家を探そうとしている人
家を建てようと考えている人の参考になれば幸いです
新築賃貸マンション 2LDK
結婚して最初に住んだ家です
夫婦が暮らすには十分な広さでしたが
子供が生まれたことで
モノがどんどん増えていき
収納が足りないと感じていました
また、間取りに対してソファが大きすぎて
ダイニングテーブルが置けず
食事の際、和室まで運ぶのが面倒くさいと感じていました
間取り


立地・環境
- 新築
- 最上階 奥から2戸目
- 最寄り駅まで徒歩3分
- スーパーまで徒歩5分
- 前に小さな公園
- 平地
- 駐車場 平面
今ならこう暮らす
収納を最大限有効活用
収納が、押し入れと小さなクローゼットのみ
と少ないので
- 服は持つ数を意識する
①今着る服は、パイプハンガー等に出して収納
②冬のコート類は、保管付き宅配クリーニングを利用 - 押入れを最大限有効活用する
①来客用布団は持たない(必要な場合はレンタル)
②奥行きを前後で仕切り、オンとオフに分ける
▼わが家でリピ利用している宅配クリーニングです
宅配クリーニング【リナビス】レンタルを利用する
使用期間が短い乳幼児期のモノ
使用頻度が低いモノは
レンタルがおすすめです
- ベビーベッド
- バスタブ
- おもちゃ
- スーツケース
- 来客用布団 など
▼こちらの記事も参考にしてみて下さい


家具選びは慎重に
一度買えば、あまり買い替えない家具は
きちんとサイズを測ることが大事です
動線を意識して
部屋の役割を明確にしましょう



今なら、和室までをLDKと考えてソファを和室に置き、キッチン横にダイニングテーブルを買うわ
ネットスーパーを利用する
近くにスーパーがあっても
妊婦や子育て時期は
思うように買い物に出かけられず
買い溜めし、ストックすることが習慣になっていました
その時期の特典として
配送手数料が無料や割引になるところがある
ネットスーパーを上手に利用することで
モノの持ち方を変えることが出来ます
住んで分かったこと
- エントランス(エレベーター)までの距離
○ 住人の通りは少なくなる
× 動線が長くなる(買い物・ゴミ捨て) - 家の中にかなりの段差がある
(20年前のマンションに多い遮音・配管・配線のための置床)
× 身体に負担がかかる
× お掃除ロボットが使えない - 廊下側にポーチ等の使用スペースが無い
× 室外機が置けず、エアコンが取り付けられない
立地の良さは、大きなメリットでした
結婚・出産・育児と一生のうちで
一番必要なモノが変わり増える時期です
家の広さは変えられないので
それに見合ったモノの持ち方が必要でした
郊外 一軒家 4LDK
地方に転勤になり、次に住んだのは
オーナーが海外転勤中の賃貸物件でした
大きな2階建ての一軒家です
広いことで
大型の家具が増えていき
同時にモノもかなり持っていた時期です
間取り


立地・環境
- 地方都市
- 自然に囲まれた閑静な住宅地
- 築20年以上
- 庭・駐車スペース1台付き
- 物置有り
- スーパーまで車5分
今ならこう暮らす
洗濯の動線を考える
毎日、衣類を収納するのに
上へ下へと運んでいたので
- 1階の和室をファミリークローゼットとして利用する
2階洋室(20帖)の壁面収納よりも、1階に衣類を収納する方が動線が楽になるため - 洗面所に、家族分の下着・パジャマを収納する
住んで分かったこと
- 2階にトイレ等の水回りが無く、不便に感じた
- 広すぎること、窓が多いことで、掃除が大変だった
- 庭の手入れが大変だった
芝刈り/庭木の剪定
猫の糞害 - 交通の便が悪く、日常的に車が必要
オーナーが自分たちが住むために建てた
素敵な家でした
一方で、モノの持ち方を意識しなければ
広ければ広いほど、モノも増えていき
家もモノも管理が大変になることを実感しました
また、庭仕事が好きでなければ
庭は不要だとも感じました
分譲賃貸マンション 4LDK
前の暮らしで、大きな家具が増え
家具のために部屋数を増やす必要がありました
オーナーの収益物件で
分譲マンションの賃貸なので
構造や設備、管理は充実していました
間取り


立地・環境
- 地方都市
- 人工島
- 徒歩圏内に大きな公園
- 築浅
- スーパーまで車10分
- 立体駐車場2階 屋根無し
今ならこう暮らす
部屋の用途を考える
家具を置くためだけに
1部屋必要としたので
処分することを検討すべきだったと感じます
また
服のためにも1部屋使っていたので
服の持ち方も考えるべきでした
住んで分かったこと
- 海が近いため、自転車がさびる等の塩害がある
- 中層階でも、ベランダからの眺めは他のマンションが見えるだけ
低層階の景観の方が、敷地内に植えられた木々が見えて良いと感じた - マンション内の駐車場まで距離がある
- 立体駐車場は、出し入れに時間がかかる
車が必須な環境だったので、買い物や送迎が大変だった - エレベーターが3戸に1基なので、利用しやすかった
マンションのワンフロアでの暮らしと
家の間取りはとても魅力的でしたが
その分家賃も高かったことを思えば
随分もったいなかったと後悔しています
賃貸一軒家2階建て 3LDK
地元に戻ることを決めた次の家は
オーナー収益物件で
賃貸の2階建て一軒家です
当時、物件探しに時間が取れず
中を確認出来ないまま決めました
間取り


立地・環境
- 地元関西圏
- 最寄り駅まで徒歩12分
- 閑静な住宅地
- 平地
- ほぼ新築
- 駐車スペース2台
今ならこう暮らす
持っている家具の大きさ・数と
必要な広さが合っておらず
どう頑張っても
わが家の暮らしには合わないことが
住んでみて初めて分かりました
住んで分かったこと
- 1階に収納がほぼ無かった
2階に収納したひな人形を億劫で出せなかった - リビング階段は、暖気が上に上がってしまい寒かった
全館空調でなければ、吹き抜けも検討すべきと知った - 玄関の間口が狭く、部屋への動線も悪いため、大型冷蔵庫が搬入出来なかった
搬入経路を考えることも必要だと学んだ - 南向きの庭も、向かいに家があれば日当たりはそれほど良くなかった
1階で洗濯したモノを2階に干すのが苦痛だった
環境はとても良かっただけに
間取りの悪さをつくづく実感した家でした
マイホーム 一軒家2階建て 2LDK
立地・環境の良い前の家の近くに
売土地が出たため、購入を決めました
間取りはある程度自由に決められたので
これまでの経験を生かした
動線を意識した間取りを考えました
間取り


立地・環境
- 角地
- 駐車スペース1台
- 庭無し
- 前に小さな公園
今の暮らし
これまでの経験から
必要な広さは2LDKと判断し
小さな土地でも十分だと気付きました
庭仕事も好きではないので
その分居住スペースに出来ました
駅近ではありませんが
特急(快速)が止まる最寄り駅まで
ドア to ドアで15分です
また、行動範囲がほぼ平地なので
車を必要とせず、徒歩または自転車で
買い物が出来ます
※1台は所有しています
お片付けを学び、モノと向き合った結果
必要なモノだけで十分満足した暮らし方が出来ていると感じます
これからの暮らし
2階に浴室と洗面所という間取りは
将来的に、足腰が弱ったり
車いす生活を余儀なくされれば
住むことが難しくなるでしょう
私は、終の棲家(ついのすみか)は
家そのものではなく
そこでの暮らし方だと考えています
自分のライフステージが
今の暮らしと合わなくなれば
気軽に移り住める暮らし方・モノの持ち方を、これからも目指していきたいと考えています
▼「ついのすみか」について解説しています


まとめ


間取り図の見方
- 収納スペースに合ったモノの持ち方を意識する
- 動線を意識して、部屋の役割を決める
- ライフステージの変化も考えた暮らし方を心得る
わが家は転勤があったことで
色々な家で暮らす機会に恵まれました
そうでなければ
引っ越すことは、あまり無いかも知れません
快適に暮らすための知恵として
間取り図から見える
そこでの暮らしを想像すれば
上手に家を選ぶことが出来るのではないでしょうか