モノが多いのは分かってても、なかなか捨てられなくて
捨ててしまうと後で困らないかと不安
こんなお悩みに答えます
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
要らないモノを捨てようと思って
片付け始めるんだけど
いざ捨てようと思うと
迷いが出て判断出来ず手が止まってしまい
なかなか進まないことってありませんか?
では
なぜ捨てられないのでしょうか
そもそも
捨てないとダメなのでしょうか
悩んでしまう原因には
人が持つ様々な感情が関係しています
その感情に向き合い、理解して納得してこそ
その先の行動につなげることが出来ます
自分の心の中にある
「捨てられない理由」を知ることが
一歩踏み出すきっかけになります
もったいない
まだ使えるのにもったいない
モノが完全な形で残っている場合
この心理は強く働きます
まだ使えるモノを捨てるのはもったいない
と思う感情です
それでは
もったいないから今日から使いましょう
そう言われると
いままで使わなかった理由
に気づくことがあります
実はそれほど気に入ってなかったり
なんか使いにくかったり
使わなかった理由に気づけて初めて
手放すことを考えられるようになります
「もったいない」の言葉を
捨てないことの免罪符にしていませんか?
本当にもったいないのは
捨てることではなく、使わないこと
使わないモノで空間を埋めてしまうこと
そう考えてみましょう
またいつか何かに使える
また使える
いつか使える
何かに使える
今まで使っていたモノだから
今は必要なくなっても
また使うかも
今は使わないけど
いつか使う時がくるかも
中身が無くなっても
妙に立派な箱や、かわいい瓶などは
何かに使えるかも
と考えてしまう感情です
そんなふうに考えて取り置いたものの
実際使ったモノは今までどのくらいあったでしょうか
たとえば、モロゾフのプリンのガラス容器を、必要以上に取り溜めていませんか?
「~かも」は
現在の判断を先送りしているだけです
自分の中に、捨てる基準を持ちましょう
たとえば
具体的な時期や用途が思い浮かばないモノは手放す
それでも手放せないときは
1年経って使う機会が無ければ処分する
といった感じで
期限を設けてみましょう
すぐに判断できないモノも
区切りをつけることで
その時が来たら納得して
手放せることがあります
罪悪感
捨てるなんて申し訳ない
せっかくくれたのに悪い
特に頂き物やプレゼントに対して
抱いてしまう感情です
- 買ってくれた人に悪い
- 作ってくれた人に悪い
と、感じてしまいます
本当は、贈り物には
- 相手が自分を思い贈ってくれた
ことに対して - 自分の中に感謝の心を持つ
ことが大事なのです
モノそのものに対して抱く必要はないのです
もし使わないのであれば
感謝の気持ちを忘れず手放しましょう
悩むのは、自分に必要が無い証拠です
要らないと思いながら持っているのは
相手に対しても失礼なこと
と考えてみましょう
高かった
すごく高かった
頑張った自分へのご褒美で買った
高ければ高いほど
買った時の記憶が残っていて
いつまでもその感覚がぬぐえません
その時の思い出や感情が
モノを通してよみがえることが
原因なのかも知れません
自分の中にある価値は
何年経とうが、何十年経とうが
その時のまま残ってしまうようです
ただ、どんなに高かったモノでも
使ってこその価値であり
使わない、今後使うつもりがないのであれば
今の自分にとっては不要なモノです
もしその価値感が
どうしてもぬぐえないのなら
を覗いてみてはいかがでしょうか
現在それにどれくらいの価値があるのか
分かります
自分が思っているほど価値が無いと分かれば
案外すんなりと手放せるかも知れません
また
を利用してみてはいかがでしょうか
もし高く売れれば
納得できるのではないでしょうか
どんな高価なモノでも
経年劣化は起こります
保管の手間やスペースを考えて
判断してみましょう
▼時間軸で考える方法をご紹介しています
思い出
「モノは使ってこその価値」が
唯一当てはまらない思い出のモノは
無理して処分する必要はない
と思っています
ただ
思い出だから全部取り置く
と考えてしまうと
歳を重ねるにつれ、その量はどんどん増え
とんでもないことになってしまいます
お子さんがいれば
その量は見過ごせないかも知れません
写真に収めることで現物は手放せたり
時々見つめなおすことで
「あ、もういいかな」
と思う時が、必ずやってきます
本当の思い出のモノは
それほど多くないのかも知れませんね
その時々のご自身の価値観を大切にして
判断しましょう
▼思い出との向き合い方をご紹介しています
こだわりが強い
スニーカーやフィギュアなど
趣味のモノを集めるのが好きな
コレクターの人も多いでしょう
モノにこだわって大切にすることは
とても素敵なことです
好きなモノをとことん集めて
それに囲まれた暮らしが心を豊かにしている
のであれば何も問題はありません
所さんの世田谷ベースって、超憧れる!
こう思ってる男性、意外と多くないですか?
現実は、あれだけ広く大きなスペースと
所ジョージさんご自身の豊かな才能があってこその空間なのかも知れませんね
それでも奥様には「いい加減片付けたら!」と怒られているとか(笑)
ところが一方で
そのこだわりが強くなりすぎて
それが執着心に変わってしまっている
としたら問題です
集めることが目的になり
ひとつ手に入れたら
また別のモノが欲しくなる状態です
気がつけば
モノがあふれてしまっているでしょう
集めたモノを、きちんと把握していますか?
自分の許すスペースに収まっていますか?
あなたのこだわりが
愛着なのか
実は、執着なのではないか
今一度
ひとつひとつのモノと向き合ってみて下さい
迷信を信じている
人形には魂が宿ると聞いたことはありませんか?
太古の昔、ひな人形は人間の身代わりとして
厄払いする風習があったそうです
そんな言い伝えからか
人形やぬいぐるみには命が宿る
と考える人も多いです
また
映画「トイ・ストーリー」の世界観から
おもちゃやぬいぐるみにも心がある
と感じてしまうのは私だけでしょうか
小さい頃から大切にしていたモノであれば
どんなにくたびれてしまったとしても
そう簡単には捨てられませんよね
そのまま大切に出来るのであれば
それに越したことはないのですが
いつか手放すべき時がくるかも知れません
そんな時には
全国に
寄付という形で
があるので
上手に利用してみてはいかがでしょうか
捨て方が分からない
近年、ごみの分別の仕方が変わったり
細かくなったなと感じます
だからもう不要と分かっているのに
- 捨て方が分からない
- 面倒くさい
と感じて
そのままにしてしまうケースも多いようです
先延ばしにしていいことは何もありません
昔に比べると
ごみを捨てるのにお金がかかる時代
に変わってきています
もしかしたら、この先もっと
細かい分別
が必要になったり
高額な廃棄料
がかかる時代がくるかもしれません
今現在でも
大量に溜めてしまったごみを廃棄するのに
業者に頼めば驚くべき金額を請求されます
ごみ捨てにお金をかけるのは
もったいないと思いませんか?
少ないうちにコツコツと
自治体のごみに出しましょう
尚、お住いの自治体によって
ごみの回収ルールが違います
HPや広報などで調べて
すぐに行動しましょう
▼処分方法を、詳しくご紹介しています
まとめ
モノに宿ってしまう
それぞれの感情に向き合うことで
納得して手放す方法をご紹介しました
もしかしたら
どれも当てはまらないくらい
深い深い心の闇だったり
病が原因の場合もあって
整理収納のノウハウだけでは
解決できないこともあります
それでも
基本的に、人はモノを使って暮らしています
だから
買うのと同じくらい手放さなければ
暮らしは
どんどんモノに占領されてしまいます
モノを手放すことは
決して悪いことではありません
今の自分の暮らしに
必要なモノを取り入れ
必要で無くなったモノは手放して
空間に風を送り込むように循環させましょう
片づかないと悩む人が
片づけの行動に移せる参考になれば幸いです