なぜ暮らしを小さくする必要があるの?
時間ができる老後からでいいんじゃないの?
このような人に向けた内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
自分が年を重ねると同時に
年老いていく親を見て感じるのが
思っている以上に
できることが少なくなり
色々なことが面倒臭くなっていく姿
だから、まだ気力や体力、判断力
そして、財力にも余力があるうちに
暮らしを小さくしておくことの
必要性を感じます
それが
不安のない安心安全な暮らしにつながる
と思うから
その思いから、現在50代後半になる私が
実際、この10年でやってきたことを例に
小さく暮らす工夫をご紹介します
小さな暮らしのつくり方
- 大きなモノを手放す
- 手間を減らす
この先、持ち続けることで
時間も体力もお金もかかることを見直し
負担を減らして
暮らしを小さくすることをはじめました
大きなモノを手放す
- 電化製品
- 家具
これまでわが家は、転勤で引っ越すたび
モノの見直しを繰り返してきたはずなのに
こういった大きなモノに限って
手放すという考えを持てず
結果
モノに合わせた暮らしをしてきたことに
今になって気づきます
電化製品
電化製品には寿命があり
故障してからでは、譲渡や売却ができず
処分一択となります
わが家は
電子ピアノを使って下さる方に譲り
マッサージチェアは買取業者に売却し
次に活用してもらえる状態で手放せました
※どちらも専門業者に依頼し搬出
※10年以上前のマッサージチェアでも値がつきました
正直、思い入れがあったり
まだ使える状態で手放すことは
なかなか思い切れないこともあり
決断するまでに数年かかっています
ただ、処分するしかなくなってしまえば
大きなモノであればあるほど
運び出すのは困難で
自治体の粗大ごみ回収を利用するには
指定された場所まで運び出す必要があり
階下への移動や重量のあるものは
個人では、かなり難しくなり
業者に頼めば、費用がかかってきます
圧迫感がなくなり
空間にゆとりが生まれた今では
手放してよかったと感じています
家具
電化製品のように寿命がない家具も
今後を考えコンパクトにしておくことも
必要だと感じます
婚礼箪笥なども
処分が大変といわれるモノのひとつです
わが家は、当時手放すのが惜しくて
収納の中で使うことにしたチェストが
結局、扉に干渉して
引き出しの開閉が困難だったり
収納場所にはピッタリサイズながら
メタルラック自体の幅で
入る収納用品が見つからなかったりと
使い勝手が悪かったので
壁紙貼り替えのタイミングで
可動棚にリフォームして手放しています
収納が目的の家具(たんすやチェストなど)は
収納するモノを見直すことで
手放せる場合も少なくありません
処分するときのことまで考えた
モノの持ち方が大切だと感じます
手間を減らす
飾り
絵や写真、観葉植物や雑貨などは
暮らしを彩るアイテムですが
手入れが行き届かず
ホコリをかぶってしまっているモノ
枯れてしまうモノ
毎年出すのが億劫になってしまった
ひな人形や五月人形など
しんどいと感じるモノ・ことは
手放すタイミングなのかもしれません
わが家は
毎年出していたクリスマスツリーを処分し
収納も手入れも簡単なモノに変えました
季節感や五感を味わうことは手放さず
より楽と感じられる工夫で
小さな暮らすことができます
心地よさは手放さない
ただ「減らす」「捨てる」だけではなく
選んで残したモノは愛着を持って活用し
「心地よさ」は手放さないことも大切です
わが家も、愛着のある大型家具は多いです
自分が管理できる量のモノと手間なら
家やモノに自分を合わせる暮らしから
自分に合った暮らしに変わります
家の見直し
子供の独立やパートナーとの別れ
仕事のリタイアなどで
暮らしが大きく変化することも起こります
小さな暮らしは
家の見直しも容易にします
そのまま
ゆとりを持って暮らすことは、もちろん
もっと利便性のいい家に移り住む
という選択肢も生まれます
老後は
インフラの整った場所のメリットを
大きく感じられるのではないでしょうか
ただ、高齢になればなるほど
暮らしの変化に対応しにくくなり
また、高齢者は賃貸に入居しにくくなり
住み替えが難しくなります
50代から小さく暮らす工夫をはじめれば
そうなる前に引っ越すことも含め
柔軟に対応できるのではないでしょうか
わが家は、2階戸建てで階段のある暮らしです
身体的な負担を考え
住み替えも視野に入れておきたい
と思っています
まとめ
暮らしのダウンサイジング
人はモノを手放すことが苦手です
一時的に減らしても
習慣や意識が変わらなければ
すぐにリバウンドしてしまうでしょう
だから、考え納得しながら進められる
50代から始めるくらいが
ちょうどいいのではないでしょうか