キッチンを新しくしたのに、使いにくいのはなぜ?
見た目にこだわったら、収納が足りないわ
こんな風に感じている人に向けた内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
キッチンは
- システムキッチン(コンロとシンク側)
- その他の収納(カップボードやパントリーなど)
この両方の収納力と使い勝手を考えることで
初めて使いやすいキッチンとなります
キッチンが使いにくいと感じているなら
背面収納を見直してみましょう
わが家の収納例も画像でご紹介しています
背面収納とは
対面型キッチンが主流となっている現在
背面(後ろ側)に冷蔵庫と並べて
カップボードなどの収納を配置することが多いようです
※キッチン本体のレイアウトによっては
背面とは限りませんが、考え方は同じです
対面の開放感を生かすため
キッチン本体に
吊戸棚を付けないことも多く
それが
収納が足りないと感じる原因の場合も
その分を補うためにも
背面の収納をしっかり考えれば
本当に使いやすいキッチン空間が生まれます
背面に収納するモノ
キッチンに必要なモノは意外と多く
- 食器
- 家電
- 調理道具
- 食材
- ストック
- ごみ箱 など
キッチン本体側だけでは
収まりきらないことがほとんどです
だからこそ、背面の収納は必要で
その際には
収納力だけではなく
使い勝手も合わせて考えることで
キッチン空間は、はるかに使いやすくなります
▼キッチン本体側の収納は、こちらの記事を参考にしてみて下さい
収納力
床から天井まで高さのあるトールタイプは
収納力が高くなります
また
扉を付ければ見た目もスッキリします
ただし、使いやすい高さには限りがあり
- かがむ必要のある下
- 脚立が無いと届かない上
は、モノを頻繁に出し入れするには向かず
むしろデッドスペースとなれば
収納したままモノを死蔵させてしまう可能性もあります
吊戸棚も同じように
- 背の低い人には手が届きにくい
- 背の高い人には頭をぶつける
といった難点があるため
何を収納するのかをしっかりと意識し
場合によっては
昇降式を検討する必要があります
収納力は、使えてこそ価値があります
使い勝手
使い勝手を考えるなら
作業台としても使える
腰高のカウンタータイプがおすすめです
キッチン本体の作業台だけでは
足りないと感じる
- 料理の盛り付け
- 食洗機から出した食器の仮置き
- 買い物したモノの一時置き など
広く使えることで、家事が楽になります
収納例
わが家の背面収納
- カップボードと吊戸棚(パナソニック ラクシーナ)
- パントリー(約 1.6㎡)
の収納例をご紹介します
家電収納
カウンターの上に並べて置けます
約 W180×D55※×H85.5 cm
※パナソニック ラクシーナ カップボードの奥行きはD45cmですが、カウンターの天板のみをD55に変更しています
炊飯器やポットを置く場合も
対応の蒸気排出ユニットは必要ないので
家電を買い替える際に
サイズを気にする必要もありません
わが家は炊飯器から炊飯鍋にした際
引き出しの中に収納したので
カウンターがより広く使えています
食器収納
引き出し収納は、上から見て取れ
出しやすくしまいやすいと感じます
皿・鉢
約 W82.5×D37.5×H13.5cm ①②
カップ・グラス
約 W37.5×D37.5×H13.5cm ④⑤⑦
引き出しの高さによっては
背の高いグラスなどが収納できません
和食器をまとめています
引き出し毎にグループ分けすると
家事動線に無駄がありません
カトラリー
収納ケースで分類することで
目的のモノがすぐ取れます
重ねられるニトリNブラン整理トレーで
仕様頻度の低いモノは下に収納
▼食器の持ち方について解説しています
調理道具収納
引出し収納
引き出しに深さがあれば
キッチン本体側に入らなかった調理道具などを収納できます
約 W82.5×D37.5×H33cm ③
- ヨーグルトメーカー
- ホームベーカリー
- ワッフルメーカー
- オーブンレンジの天板 など
家電製品の付属品や
よく使うモノで重さのあるものは
出し入れしやすい下の引き出しに収納しています
約 W37.5×D37.5×H33cm ⑥
大皿を立てて収納しています
背の高いピッチャーや水筒もこちらに
吊戸棚収納
約 W87×D40×H66.5cm ⑨⑩
※H21cm~45cmまで6cm毎に高さ調節可
手を伸ばせば届く位置にある吊戸棚の下段は
- 取っ手付きの収納用品
- 100均のプラスチックかご
を使っているので、出し入れが楽です
収納しているモノは
- プラスチック保存容器
- ストローや割りばし、紙皿
- 調理道具の付属品 など
軽いモノに限ります
おすすめ収納用品
半透明なので
ラベリングしなくても中身が分かります
スッキリ見せたいなら
こちらのホワイトもおすすめです
耐震ロックが付いているので
以前は大皿を吊戸棚に収納していましたが
これまでも
ライフステージの変化に応じて
その都度、収納場所を見直しています
※⑥には、以前お弁当箱を収納していました
子供も大学生になり、お弁当が不要になったので、今は吊戸棚の上段に収納し、代わりに大皿を移動させました
開き扉収納
約 W42×D40(上棚板38)×H53cm
※H14cm~32cmまで6cm毎に高さ調節可
開き扉収納は
高さのあるモノには向いていますが
腰高だと、かがむ必要があり
奥のモノも取り出しにくくなります
当初の収納するモノが変わった今となっては
正直、使いにくいと感じていて
すべて引き出しでも良かったなと後悔しています
わが家は
使用頻度の低いモノを収納していますが
もっと有効活用するなら
トレイを使ったり
収納ケースを上手に利用する工夫が必要です
開き扉の場合、丁番の厚みによっては
引っかかって出し入れしにくい場合があります
▼扉の知識についても解説しています
収納ケースを利用する時には
サイズ選びに注意が必要です
食材/ストック収納
階段下をパントリーにして
食材等を管理しています
ストックは、極力持たない方が
収納スペースと管理の必要無くなり
家事は楽になります
それでも
家族がいれば、それなりの量になるので
- 収納場所をきちんと決める
- そこに入るだけ持つ
という決め事をすることで
空間は整います
ごみ箱収納
意外に盲点なのが、ごみ箱の収納場所で
結局、場所が無く
隅に仕方なく置いているご家庭も多いです
近年、多くの自治体で分別が必要だからこそ
最初に背面収納に組み込むなどの工夫をしておくことで、悩まされることなく暮らせます
また
すぐ使える場所に脚立(踏み台)があると
高い場所の空間を無駄にしません
まとめ
背面収納を考える
残念ながら
システムキッチンを新しくしても
その他の収納まで考えなければ
使いやすいキッチンにはなりません
キッチンの広さによっては
選択に限りがありますが
必要なモノが出し入れしやすい場所にある
そんなキッチンが毎日の家事を楽にしてくれます
持つモノを意識し、動線を考えれば
その空間は必ず手に入ります