洗濯物に茶色い汚れが付きだしたわ
洗濯槽の掃除をしても、いつまでも無くならない
どうしたらいいの?
こんなお悩みに答えます
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
洗濯物に付着するワカメのような汚れ
その正体はカビです
でも、洗濯槽クリーナーで洗浄しても
なかなか無くならない
むしろ、前より余計に付いてしまう
それは、槽の裏にこびりついた汚れが
落としきれず、残ってしまい
洗濯するたびに、少しずつはがれるから
カビのはえた洗濯機で衣類を洗っても
キレイになったとは言えません
簡単で楽に汚れを落とす方法をご紹介します
洗濯槽クリーナー種類
まず知っておきたいのは
「洗濯槽クリーナー」は、大きく分けて
- 塩素系
- 酸素系
の2種類があるということ
手間がかからず、簡単にキレイになるのは
塩素系です
実際、多くの家電メーカーで
使用を推奨しているのは、塩素系漂白剤
なぜなら
主成分である次亜塩素酸ナトリウムに
- 殺菌効果が高い
- カビを分解して除去する
といった効果があるからです
塩素系と酸素系の比較
塩素系と酸素系の違い
塩素系漂白剤 | 酸素系漂白剤 |
---|---|
カビ・汚れをとかす | カビ・汚れをはがす |
何回やっても
洗濯物に汚れが付着するのは
1度では、はがれなかった汚れが
洗濯する度に浮き上がってくることが考えられます
酸素系は
浮いてくる汚れをすくう必要がありますが
塩素系は、とかしてしまうので
その手間がいりません
また、主成分の次亜塩素酸ナトリウムの
最適水温は20~25℃(最高でも30℃まで)
真冬でなければ
お湯を準備する必要もなく、水で大丈夫
だから、手間がかからず
簡単で、楽に、キレイに
することができるのです
漂白剤の種類と特徴
塩素系漂白剤 | 酸素系漂白剤 | ||
形状 | 液体 | 粉末 | 液体 |
主成分 | 次亜塩素酸ナトリウム | 過炭酸ナトリウム | 過酸化水素 |
液性 | アルカリ性 | 弱アルカリ性 | 弱酸性 |
漂白力 | 強 | 中 | 弱 |
除菌/殺菌力 |
それぞれ、具体的な商品をあげると
塩素系(液体)
- ハイター
- ブリーチ など
ハイターは花王の登録商標なので、花王だけがハイターという名前を使えます
ハイターとブリーチの成分はほぼ変わらず、違いは界面活性剤だけ
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(ハイター)
- アルキルアミンオキシド(ブリーチ)
効果に大きな差はないそうです
塩素系漂白剤には
- キッチン用
- 衣類用
があり
違いは、界面活性剤の有無です
キッチン用 | 衣類用 | |
---|---|---|
成分 | 次亜塩素酸ナトリウム 水酸化ナトリウム 界面活性剤 | 次亜塩素酸ナトリウム 水酸化ナトリウム |
キッチン用漂白剤は使用不可
としているのは
界面活性剤により泡立つことで
故障や水漏れの原因になるからのようです
スーパーやドラッグストアなどで
安価で手に入ります
酸素系(粉末)
- オキシクリーン
- シャボン玉 酸素系洗剤 など
「オキシ漬け」という言葉が定着するほど
人気のオキシクリーンは酸素系漂白剤です
ところが
洗濯槽洗浄には酸素系が使えない機種
推奨していないメーカーも多いので
取扱説明書での確認が必要です
酸素系(液体)
- ワイドハイター
- カラーブリーチ など
衣類用のハイターなら
ワイドハイターかと間違えがちですが
洗濯物のくすみ・シミ・臭いをとり
ウールや絹素材にも使えるほど
やさしい漂白剤なので、洗濯槽の掃除には向きません
塩素系漂白剤の注意点
洗濯槽の掃除には
とても効果的な塩素系漂白剤ですが
注意すべき点があります
塩素系の漂白剤と酸性の洗剤が混じると
有毒な塩素ガスが発生します
たとえば
クエン酸入りの洗剤や柔軟剤などは要注意
※レノアクエン酸in など
塩素系漂白剤で槽洗浄をする前後には
しっかり洗い流すなどの対策をしてください
槽洗浄機能を使った場合は
自動で十分なすすぎが行われるので
安心ですが
手動で行う場合は
成分が残らないよう注意が必要です
また
縦型・ドラム式どちらも、手順は
給水してから漂白剤を入れます
その際、水はねすると
色の濃い服の場合、色抜けするので
気をつけて下さい
おすすめのクリーナー
洗濯槽のカビは
環境により発生期間が異なり
色も、黄色→茶褐色→黒色と変わってきます
長い間掃除していない場合や
使い方によっては
塩素系漂白剤でも落としきれず
ワカメ汚れが残ってしまうことがあります
その場合は
メーカー純正品の使用をおすすめします
なぜなら
市販の塩素系漂白剤よりも
濃度が高く、強力にカビを分解してくれるから
また、洗濯槽のサビを防ぐ
防食補助剤も含まれているので
長時間のつけ置きにも安心です
日立 | パナソニック | シャープ | 東芝 | |
---|---|---|---|---|
縦型 | SK-1500(旧SK-1) Amazon 楽天 Yahoo | N-W1A(旧N-W1) Amazon 楽天 Yahoo | ES-CN(旧ES-C) Amazon 楽天 Yahoo | T-W1A(T-W1) Amazon 楽天 Yahoo |
ドラム式 | SK-750 Amazon 楽天 Yahoo | N-W2 Amazon 楽天 Yahoo | ES-CD Amazon 楽天 Yahoo | T-W2 Amazon 楽天 Yahoo |
実は、販売元は各メーカーですが
中身はすべて同じなんです
※ユシロ化学工業が製造
なので
使用しているメーカーに限らず
値段を比較して購入するのがおすすめです
ちなみに
縦型洗濯機は、1500ml
ドラム式は、750mlで
1回分として使い切りになっているのは
主成分の次亜塩素酸ナトリウムは
分解しやすい液性のため
保管している間にも効果が低下するからです
※ハイターやブリーチも同じです
市販の塩素系漂白剤が100円前後に対し
価格は2,000円近くと高いのですが
その分、効果も大きいです
わが家も
以前使用していたドラム式洗濯機で
久しぶりに乾燥機能を使ったところ
大量のカスが発生してしまいました
その時初めて、純正品を使ったのですが
新品のようにキレイになった経験があり
洗浄効果は実証済みです
お手入れ方法
洗濯槽は、どれだけ気をつけていても
カビが発生する条件がそろっているので
残念ながら、手入れは必須です
槽の裏側を見ることはできないので
洗濯物に付着して初めて気づくことも
わが家が現在使用しているのは
2014年製日立全自動洗濯機ビートウォッシュ
- 糸くずフィルターは取り外し、ゴミは毎回取り除く
- 洗濯終わりに、中を軽く拭く
- 洗濯機のフタや洗剤入れは開け、フィルターも乾燥させる
といったことを習慣的にやっていますが
それでも、ワカメ汚れは出てきます
拭き残してしまう箇所には
ピンクかびが発生します
洗濯槽洗浄をする際
洗濯槽クリーナーは
容器に記載の量を入れます
メーカー純正品の場合は
縦型は、1500ml
ドラム式は、750ml
わが家の縦型洗濯機は、満水量102L
ハイターなどの塩素系漂白剤は
約500mlを入れています
1本600mlなので、少し残るくらいの量ですね
かくはん後、回転が止まったら
糸くずフィルターや洗剤トレイを入れ
しばらくつけ置くとキレイになります
再度動く前に取り出すことを忘れずに
水の重みで、槽が下がるので
つけこみできない縁や
洗剤、柔軟剤トレイの奥などは
古歯ブラシでこすっています
各ご家庭により、汚れ具合も様々なので
掃除の頻度も違ってきますが
わが家では
半年に1回程度は
ハイターなどの塩素系漂白剤を
2~3年ごとに、純正品を使って
11時間コースで手入れしています
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まとめ
洗濯槽掃除の知識
かつての私は
洗濯槽クリーナーなんてどれも同じと思い
無限ワカメループに陥っていたひとりです
しかも
専用のモノを使っているのだから
「そうなるのは仕方がないこと」
とさえ感じていました
家事には、知っていれば
簡単に楽にできることがたくさんあります