無垢床のメンテナンスって、大変なの!?
「いい」の?「やめた方がいい」の?本当はどうなの?
このように感じている人に向けた内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
フローリングは
インテリアとしての見た目だけじゃなく
どんな材質・仕様を選ぶかによって
暮らしに大きく影響します
- 掃除・メンテナンスの手間
- 経年変化/劣化
- 足触り(温度・湿度)・足腰への負担 など
一度施工すると
簡単には張り替えが出来ないから
後悔の無い選択をしたいものです
2015年に建てたマイホームで
個人的には
予算があればすべて無垢床にしたかった
と感じている私が
まもなく10年を迎える
日々の暮らしの中で感じる
それぞれの違いについて
率直な感想をご紹介します
人それぞれ、暮らし方感じ方は違うので
正解はありませんが
フローリング選びの参考にしていただければ幸いです
フローリングの種類
フローリングと呼ばれる
木材を使用した床材には
- 無垢フローリング ①
- 複合フローリング ②③④
の2種類があります
①無垢 | ②挽板 | ③突板 | ④シート材 | |
---|---|---|---|---|
断面 | ||||
構成 | 天然木を そのまま加工 | 天然木を 2~3mmの板状に 切り出したもの | 天然木を 0.3~1mmの シート状にスライス | 木目を 印刷したシート |
わが家の床材は
- 1階 → 無垢フローリング①
カリン(本花梨) - 2階 → 複合フローリング④
パナソニック ベリティス ホワイトオーク柄
無垢フローリングは
天然木の樹種による色や硬さ
塗装の仕方によっても
特徴は大きく変わります
無垢床 複合フローリング 比較
正直なところ、どちらにも
メリットとデメリットがあります
掃除の手間
無垢床
- すきまが出来る…①
- 水に弱い…②
- メンテナンスが必要…③
①すきまが出来る
天然木は加工後も
空気中の湿気を吸ったり吐いたりして
伸びたり縮んだりする調湿効果があります
なので、冬に乾燥すると
すきまが出来ます
そのすきまにゴミが入ることがあります
また、無垢床板は
幅が広いほど高級感がありますが
幅方向が縮みやすいので
広い方がすきまが開きやすくなります
ですが、それほど苦にすることなく
掃除すれば普通に取り除けます
わが家は
お掃除ロボットを毎日稼働させています
すきまのホコリは
ハンディモップがよく取れます
▼愛用の掃除道具をご紹介しています
また
数年で落ち着き、9年目の現在では
すきまはほとんど感じません
②水に弱い
塗装の仕方によっても異なりますが
ウレタン塗装なら水拭きが可能です
せっかくの無垢材なので
自然塗料(オイル、ワックス)仕上げ
をおすすめします
掃除も乾拭きが基本です
ですが
全く水拭きが出来ないわけではなく
汚れが気になれば
固く絞った雑巾で拭くことが出来ます
ただし
水に濡れたままだとシミになります
③メンテナンスが必要
時間が経つにつれ
油分が失われていくので
1年に1回程度の
オイルやワックスの塗り直しが必要です
塗ると、水ジミも消えます
▼わが家は、この商品を使っています
複合フローリング
- ワックスやオイル不要…①
- 水拭き可能…②
①ワックスやオイル不要
表面が加工され
強度があるものも多く
メンテナンスフリーで楽です
②水拭き可能
掃除機かけと拭き掃除を
お掃除ロボット1台で
済ませることができます
掃除に関して言えば
汚れが目立つのは
無垢か複合かというよりも
濃い色か白っぽい色かによるのかな
と感じます
また、子供のトイトレ期間や
ペットの粗相が気になり
無垢床を躊躇してしまうとしても
どんな床材でも水をこぼせば
ジョイント部分から
染み込んでしまう可能性はあります
水分に対して注意が必要なのは
どんな床材でも同じです
正直、わが家は、2階の白っぽい複合フローリングの方が汚れが気になって手間がかかるように感じます
傷
生活していれば
必ずといっていいほど傷はつきます
重いモノを落とせばへこみます
無垢床
- 木目がある樹種は目立ちにくい
- 復元させられる場合がある
一枚一枚に表情がある無垢材なら
傷はあまり目立ちません
複合フローリング
- 深い傷の場合、下の合板が見えてしまう
わが家も2015年から現在に至るまでに
たくさんの傷をつけてしまいましたが
無垢床は味
複合フローリングは傷
という表現が見事に当てはまります
無垢床は経年変化、複合フローリングは経年劣化を感じます
足あたり
無垢床
樹種によって、感じ方が大きく違います
- 針葉樹(杉、ヒノキ、パイン など)
細胞の密度が低いことから
軽く柔らかい肌触り、温かい感じ - 広葉樹(ウォールナット、桜、オーク など)
密度が高くどっしりとしていることから
肌触りもやや硬く、強度が高く傷つきにくい
調湿作用により
梅雨時にも湿気をほどよく吸収してくれ
べたつきを感じません
夏場に素足でも快適です
一般的に床が硬いと
足腰に負担がかかると言われますが
土足でも大丈夫と言われるほど硬い
わが家のカリン床材ですが
疲れを感じると思ったことは今までありません
複合フローリング
- べたつき
- 冷たい
素足の場合
夏場は、べたつきを
冬場は、冷たさを感じます
スリッパやカーペットなどが
必要になります
夏は木の冷たさ、冬は床暖房で暖かい無垢床が大好きです
まとめ
フローリングの選び方
以前は
遮音性能の無垢フローリングが無く
マンションには使えませんでしたが
近年では
一般のマンション防音規定のLL-45
を達成した商品も登場しています
メンテナンスが大変だと思われがちな
無垢フローリングですが
必要なケアさえすれば
快適な空間が得られます
新築や住み替え
リフォームやリノベーション時に
無垢フローリングを選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか