クローゼットの折れ戸を開閉すると音がするのよ
修理は業者に頼まないとダメかしら
こんな人に向けた内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
2015年築 戸建てのわが家の収納建具は
パナソニックのベリティスシリーズ
7~8年経った頃から、家のあちこちで
収納の折れ戸を開け閉めするたびに
バキッと音がするようになりました
原因は
丁番(蝶番/ヒンジ)のセンター部分の破損
もっと早く交換すればよかった
と思うほど
自分で、安く、しかも簡単にできたので
- 修理費用
- 丁番の探し方
- 交換方法
についてご紹介します
同じような症状で悩んでいる人の参考になれば幸いです
修理費用
扉が折れる部分をつなぐ金具を
丁番(ちょうばん)と呼びます
丁番の素材はスチールと樹脂で
樹脂部分が破損したことで
異音がするようになったようです
建具の取扱説明書には
型番の記載がありません
ハウスメーカーに問い合わせたところ
丁番を交換する必要があるとのこと
そして、わが家の折れ戸には
扉1枚に3個の丁番※が使われていて
※高さによっては4個の場合も
交換は破損箇所だけではなく
すべてした方がいいとのこと
※破損していないものにも過度な負担がかかっていて壊れやすくなっていることが多いため
ちなみにお値段は
パナソニック純正品 1個950円
1枚の折れ戸の交換に、950×3=2,850円かかる計算です
音がする折れ戸は全部で3枚なので、2,850×3=8,550円もするのか…
それに工賃がかかるという見積りでした
なにより人件費が一番高くなります
音はするけれど
開閉に問題は無かったので
そのまま使い続けること数年
ある日、中のバネまで外れてしまい
完全に閉まらない状態に
いよいよ交換しなくてはならなくなりました
丁番の探し方
修理費用が高く感じたこともあり
自分でできないものか調べることに
ハウスメーカーからの見積書にも
型番の記載は無く
パナソニックのハイ・パーツショップ※にも
商品はありません
※パナソニックの住宅設備・建材商品の消耗品・交換部品・後付パーツのうち、お客様ご自身でお取替・お取付ができるものを販売
やっぱり業者に頼むしかないのかな?
それでもネットで検索したところ
パナソニックのサイトでサイズ表を見つけました
それと同じサイズのものが
ムラコシ精工の商品にあることが判明
口コミでは
30年前のナショナル時代の折れ戸にも
ネジの位置は違ってもピッタリはまった
との書き込みもあります
購入してみると
届いたモノは既存のモノと全く同じでした
基本的に
裏の掘り込みの形と深さが同じであれば
交換が可能です
▼1/3ほどの価格で購入できます
注意すべき相違点が2つあります
- センターの金具の色
- ネジの長さ
1.金具の色
閉じてしまえば見えない部分ですが
中央の色に違いがあります
2.ネジの長さ
扉の形が
取っ手レスタイプの場合
ネジの長さは
- 内側→短い(Φ3.5×12mm)
- 外側→長い(Φ3.5×20mm)
その他のタイプは、長いネジです
※ムラコシ製品付属のネジは
すべて長いものになります
交換方法
本来は、折れ戸を外して付け替えます
しかし、外すにはコツがあり
※「一般のお客様は、必ずお買い上げの販売店様もしくは工事店様などにご相談ください」との記載あり
折れ戸自体に重さもあるので
外さず、折れ戸の中に入り
そのまま交換することにしました
中のモノをすべて出さないと
入れない場合があるので
普段から整理収納は必要だなと
改めて思います
▼片付け方については、こちらの記事を参考にしてみて下さい
また
その際、外から押さえてもらわないと
扉が開いてしまうので
2人で行う必要があります
作業自体は
ネジを外して、付け替えるだけです
サイズが同じであれば
同じネジ穴に入れるだけなので
力もそれほど必要ありません
※旧型でネジの位置が違う場合は
新たに穴をあける必要があります
取っ手レスタイプの扉の場合
ネジの長さを間違えると
表に突き抜けてしまいます
2.ネジの長さを参考に
外したネジを再利用して取り付けます
ネジ山をつぶしてしまわないよう
電動ドライバーの使用をおすすめします
私自身、DIYをしたことがないほどの
まったくの素人です
だから、たくさんの機能は不要なので
プロの方に教えて頂いた
初心者でも簡単に扱えるこちらがおすすめです
▼収納とびらの豆知識についても解説しています
わが家では
開閉する回数が多いところから
壊れているようです
生活していれば
今後も起こりうることだから
自分で修理できると知れたことは
これからの暮らしに安心感が生まれます
他のメーカーでも
探し方や交換方法は同じだと思うので
是非、自分でやってみてはいかがでしょうか
まとめ
自分で出来るメンテナンス方法
家は
買って終わり、建てて終わりではなく
住み続けるには、年月を追うごとに
手を入れていくことが必要です
外壁や屋根などの大きなメンテナンスは
さすがに無理ですが
家の中の修理ごとは、意外と多く
やってみれば、案外簡単だったりします
そうやって愛情を込めて育てた家は
きっと快適で安心して暮らせる家になるでしょう