うちは窓がないから、カビが生えやすいのかな!?
窓を開けて換気してるのに、カビが生えちゃう
このように感じている人に向けた内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
お風呂のカビ対策には
換気がなにより大事だと知っていても
間違ったやり方をしている人は
意外に多いのではないでしょうか
そのひとつが、窓の存在
昔ながらのタイル張り等の在来工法と違い
ユニットバスの場合は
窓を開けると空気が上手く循環しません
正しい換気のやり方で
お風呂の掃除を楽にする方法をご紹介します
結論
浴室のカビ対策には
入浴中以外は
窓や扉を閉め切って24時間換気する
が正解です
一番いい換気方法とは
湿気を浴室に閉じ込めて換気することです
もちろん
カビの栄養となる石鹸カスなどの
汚れを取り除く掃除は必要ですが
いかに水分を残さないかが大事です
浴室の換気
やりがちな間違った換気方法
カビが生える一番の大きな要因は
換気不足で、湿気が残ること
昔の在来工法の浴室が一般的だった頃は
- 窓を開けて換気扇を回す
- 扉を開けて換気扇を回す
といった方法でやっていたため
ユニットバスになっていても
同じようにしている人は少なくないようです
でも、このやり方では
気密性の高いユニットバスの場合
空気は窓から換気扇に流れてしまい
窓周辺の空気しか循環しないため
こもった湿った空気がなかなか換気されません
また同様に、扉を開けておくと
湿った空気は重たいため
上に設置された換気扇よりも
脱衣所に向かって流れていってしまいます
実際、わが家でもこれまで
夜に家族全員が入った後
換気扇は数時間だけ回し
その後、ずっと窓を開けておくのが
習慣になっていました
新築のマイホームでも
しばらくすると
下の方のパッキンに黒カビが発生しました
窓を開けることで逆に
夜の外気を取り込み湿度が上がっていた
のではないかと考えられます
窓の無いマンション暮らしの時には
同じく数時間換気扇を回したあとは
扉を開けていましたが
常にカビに悩まされていました
正しい換気方法
ユニットバスに限らず在来工法の浴室でも
効果的なやり方は同じです
窓
- ある場合 → 開けない
扉の通気口
- ある場合 → 扉を閉める
- ない場合 → 扉は少しだけ開ける
通気口が下にある場合もあります
そして、換気扇を回すことで
空気の流れが浴室内に生まれます
脱衣所に窓があれば、開けておくことで
さらに効果的に換気ができます
洗濯に残り湯を使っている場合には
フタをしておくことで
湿気がこもるのを防げますが
どうしてもカビやすくなります
浴室乾燥機と換気の違い
換気のほかに、乾燥や暖房、冷風など
さまざまな機能がある浴室乾燥機との違いは
浴室乾燥機
暖かい空気を浴室に流し込むと同時に
空気の換気もおこなっています
洗濯物がしっかりと乾くまで
浴室乾燥機を使用すると
湿気と水分がほとんど残らないので
カビは発生しにくくなります
換気
浴室の空気を
排出するための機能のみなので
湿度は下がりますが
水分が残ってしまう場所には
カビが発生してしまいます
スクイージーやタオルなどで
水分を拭き上げると生えにくくなります
わが家では、最後の人が(ほぼ私ですが)
お風呂の残り湯で掃除した後、栓を抜き
スクイージーで軽く水を切ってから出て
換気をしています
それでも、水が残ってしまう場所に
時々、ピンクカビが出てしまいますが
煙材を使わなくても
黒カビは見なくなりました
換気と24時間換気の違い
通常の換気と24時間換気の
2つのスイッチがある場合の違いは
風量(換気量)です
キッチン換気扇の強弱などと同じです
換気
一気に換気します
24時間換気
小風量で継続的にゆっくりと換気します
比較
わが家のリンナイ
ガス温水式浴室暖房乾燥機バスほっと
RBH-C336K1Pで比較すると
浴室(衣類)乾燥 | 換気 | 24時間換気 | |
---|---|---|---|
消費電力 | 31W+ガス代約47円/時 | 9W | 5~9W |
風量 | 吹き出し 6.5㎥/分 換気1.67㎥/分 | 1.67㎥/分 | 30,40,50,60,70,80㎥/時 |
騒音 | 48dB | 35dB | 26~32dB |
浴室乾燥は光熱費がかかりますが
乾燥させるので、カビ対策には効果的です
換気の場合の電気代は
約0.15~0.28円/1時間
24時間つけっぱなしでも
約3.7~6.7円/1日
※1kWh31円で算出
と、思っているほど
電気代はかかりません
寝室と隣接していて
換気扇の音が気になる場合も
24時間換気機能の方が音が抑えられます
機種によっては
1室(浴室のみ)換気と
2~3室(トイレや脱衣所など)連動で換気されるものがあります
浴室の窓の役割
私自身、正しい換気方法を知るまで
転勤先の物件探しの際には
浴室窓があるところを希望していたし
マイホームでは
当然のように窓をつけました
でも、換気に関しては
窓の有無は関係ないと知っていたなら
選択肢も変わっていたでしょう
マンションなどは、構造上の関係で
窓がない場合も少なくありませんが
それは決してデメリットではなく
また、戸建てでも
窓をつけるか否かの選択ができる
ということです
窓のある浴室は
明るい時間帯に自然光の中で入浴できます
その反面、防犯に留意したり
掃除に手間がかかるのも事実
メリットデメリットを踏まえた上で
選択肢は広がります
まとめ
正しい換気の知識があれば
窓があってもなくても
どちらを選んでもカビ対策ができます
もっと早くに知っておきたかった知識です