キレイに片付けたのに、いつの間にかまたぐちゃぐちゃ
何回やっても片付かない
どうすれば、片付くの?
このように感じている人に向けた内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
片付けていないわけじゃないのに
「やってもやっても片付かない」
と感じているなら
それは
片付け方が間違っている
のかも知れません
片付かない理由と
身につければ一生ものの知識となる
片付いた状態がキープする
正しい片付け方についてご紹介します
片付いた状態が続かない理由
たとえば、SNSや雑誌で見た
キレイに片付いている部屋をまねて
同じ収納用品を使い
同じように収納したとしても
一時的にしか片付きません
使っているうちに、最初の姿はどこへやら
無残にも散らかってしまいます
なぜなら
その人とあなたは別人だから
- 年齢
- 家族構成
- 性格
- 生活スタイル
- 持っているモノ
すべて違うからです
もしそれが収納されたままだとしたら
その状態は続きます
でも、モノは使うため出し入れするから
しまいっぱなしではないはず
- 出して使って、でも面倒臭くて戻さないから、気付けばぐちゃぐちゃ
- 適当なところに戻すから、いつの間にかぐちゃぐちゃ
- 新しくモノが増えれば、しまう所が無くて、適当につっこむから、あらやだぐっちゃぐちゃ
こんな感じの繰り返しではないでしょうか
収納だけまねても上手くいかないのです
では、どうすればいいのでしょうか
正しい片付け方の手順
片付いた状態が続く片付け方には
正しい手順があります
その手順とは
- モノと向き合う
モノを持つことを意識する - 分類する
持つモノを使うことを考えて分ける - 収納する
分けたモノを使いやすい場所に収納する
①HOP・②STEP・③JUMP
の3段階で完成します
この手順通りにやれば
必ず片付けられる人になります
そして、何度も繰り返せば
もっと上手に片付けられるようになります
この片付ける力は、まさに一生もの
これから先の人生には
ぜひ身につけて欲しい力だと思っています
その手順は、次の通りです
HOPでモノと向き合う
片付かない理由のひとつは
収納スペース以上に
自分の管理できる量を超えたモノを持っていることにあります
でも、必要だから持ってるんじゃないの?
人の暮らしは変わるから、必要だったモノも不要になっていくんです
そもそも
モノが無ければ
片付けるという行為すら必要ありません
収納スペースに悩む
なんてことも起こらないのです
とは言え
人は生きていく上で
必ずモノを必要とします
第一に
住むところがなくては
雨風をしのげません
その家での暮らしには
- 素っ裸というわけにはいかないから服を着て
- お腹が空くからご飯を食べて
- 飲み食いすれば当然トイレで用を足し
- お風呂に入って身ぎれいにし
- 布団に入って寝ます
当たり前の日常を考えただけでも
いかにたくさんのモノを使って
生活しているかが分かります
それぞれに
洗ったり掃除したりすることが必要で
その道具も持っているでしょう
それに加えて、人間には感情があるから
- 人よりいいモノを欲する見栄があったり
- 高かったモノの価値観が忘れられなかったり
- しがらみで他人の価値観をしょいこんでしまったり
- お得に弱くて余計なモノまで求めてしまったり
- 思い出を抱え込んでしまったり
本来、必要なモノ以外に
たくさんのモノを手放せずに持っているのが現状です
そして、ライフステージが変われば
必要なモノも変わっていきます
若い時から子育て中
親の介護に自らの老後など
その時々の暮らし方が変われば
考え方も変わることがあり
持つモノも変わっていくということです
だからこそ
一番最初にすべきなのは
モノを持つことを意識することです
持っているモノひとつひとつを手に取り
- ・今の自分に本当に必要なのか
・もしかしたら、無くても困らないのではないか
・1つあればいいのではないか
・他のモノでも間に合うのではないか
と、問いかけて -
・やっぱりこれじゃないとダメ、困る
・絶対これがいい、好きという答えにたどり着いたら
それはきっと自分にとって
必要なモノだと言えるでしょう
モノと向き合うって、そこまで考えなきゃダメなのね
この考え方は、モノを買う時にも役に立ちますよ
モノに対して意識を持つことが出来れば
今後どんな暮らしの変化にも
対応出来るようになります
STEPで分類する
片付かない原因には
必要なモノと
使っていないのに捨てられないという理由で残したモノ
または
ストックとして置いてあるモノ
を一緒にしてしまうことが考えられます
実際に使うモノと
- 感情で残したモノ
- 使用頻度が違うモノ
を同じ引き出しに入れてしまうと
途端に使いにくくなってしまいます
同じモノだから一緒にまとめればいいと思っていたわ
分類することで、使いやすさが格段にアップします
たとえば
引き出しの中に文房具を収納しようと思った時
普段使うには
使いやすいボールペンが1本あれば十分なのに
- 大量のストック
- ほぼ使わない色ペン
- かわいいからと捨てられないシャーペン
- まだ使えるからいつか使うかもと取り置いたペン
これらのモノを一緒に入れてしまうと
使う度にガサゴソと探すことになります
必要なモノだけになると、一目瞭然です
※仕切りさえ必要ありません
多色ボールペンの場合、1色でも出なくなれば
レフィルを買ってまで使わないのであれば
多色ボールペンである意味がないと考えます
書きにくいモノも、ストレスになります
ストックは
消費できる分だけをまとめて
別の場所に取り置きましょう
決まりの無いところには
他のモノが混じっても違和感が無くなり
色んなモノが放り込まれ
気付けば乱れていきます
何のために片付けるのか
目的を持つことも大事です
整理には3つの効果があります
- 時間的な効果
使いやすさで時短を目指す - 経済的な効果
モノを管理することで無駄を無くす - 精神的な効果
見た目を整えて気分よく過ごす
ただ、スッキリしたいだと
「もったいない」
「高かったのに」
といった感情にぶち当たった時
気持ちがブレてしまいます
たとえば
時間的な効果を狙って
クローゼットを片付けた時
- 出かける前の準備がすぐ出来るように
トータルコーディネートで服を厳選して持つことで、悩むことなく服を選ぶことが出来ます
→時間的な効果 - すると、自分に必要なモノ、足りないモノが分かるので、同じようなモノを買うことがなくなります
→経済的な効果 - また、好きな服だけがある整ったクローゼットは、見ただけで気分が良くなるでしょう
→精神的な効果
整理の効果は1つだけにとどまらず
すべての効果が2次的、3次的にと続いていく
ことが分るでしょうか
具体的な目的を持って整理しましょう
JUMPで収納する
片付かない理由が
家族や他の誰かが片付けないから
だと考えているかも知れません
モノは、元の場所に戻さなければ
あっという間に散らかります
人は、必要なモノは
探し出してでも使うのですが
用が済めば
戻すことを面倒だと感じてしまいます
特に疲れていたり
やる気がない時はそうなりがちです
もちろん
戻す場所がきちんと決まっていれば
片付けるのは簡単です
でも、毎回家族が散らかしたモノを片付けるのはストレスだわ
片付けが苦手な人に合わせて、簡単に戻せる仕組みを作りましょう
出してしまうまでに
- アクション数が多い
- 使う場所から遠い
と誰しもが面倒だと感じます
たとえば
爪切りを使いたいと思った時
どちらが使いやすいでしょうか
- 目の前のボックスの中に入っている
- 扉の中に、引き出しがあり、その中に入っている
当然、前者ですよね
問題は、使った後です
後者だと、きっと戻さなくなるでしょう
収納場所は
出して使って戻すまでを考えて決める
必要があります
もし、TVを見ている時に
爪を切ったり、耳かきを使ったりする
ことが多いのであれば
ソファーの下にボックスを置き
その中に入れるといったように
状況に合わせて考えてみましょう
まとめ
片付ける力の身につけ方
自分の暮らしは
自分が一番分かっているからこそ
自らで作るべきだと考えています
①ホップ・②ステップ・③ジャンプの順番で
何度も繰り返し片付けることで
必ず片付ける力は身につきます
順序に沿って片付けを行った先に
人とモノとが心地いい関係を保てます
そしてそれが
楽な暮らしの土台となっていくのだと感じます