悩めるるシャワーからなかなかお湯がでない



ちょうどいい温度になるまでに時間がかかる
こんな風に感じている人に向けた内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
寒い時期のシャワーから
なかなか温かいお湯が出ない
その原因のひとつに
給湯器の設定温度があります
実は、出したい温度よりも
高め(+10℃程度)に設定するのが正解だとか
一方で、気になるのが
高めに設定したら光熱費があがるのでは
という心配
正しく設定して、快適に使う
給湯器の温度設定についてご紹介します
適温より高くする理由
キッチンや洗面、浴室で使用されている
近年主流の混合水栓は
冷水と温水を混ぜ合わせて
適温の水を出すことができる水栓のこと




| 単水栓 | 蛇口をひねると給湯器で設定した温度のお湯が出る 水を出すときは給湯器をオフにする | 屋外・トイレ手洗い・洗濯機用 |
|---|---|---|
| 2ハンドル混合水栓 | ハンドルは2つでお湯と水を混ぜて温度調整 | 昔のキッチン・洗面・浴室 |
| シングルレバー混合水栓 | レバーを左右に動かして手動で温度調整 | 最近のキッチン・洗面 |
| サーモスタット混合水栓 | 給湯器の設定温度のお湯に水を自動で足して、手元のハンドルで設定した温度に調整 | 最近の浴室シャワー |
特に
浴室がサーモスタット混合水栓の場合
給湯器と手元のハンドルの
設定温度が同じだった場合
吐水温度は、設定温度より少しぬるくなります


たとえば
40℃のお湯でシャワーを浴びたいと
給湯器を40℃に設定し
混合水栓のダイヤルを40℃にしても
シャワーからは
40℃より低いお湯しか出てきません
なぜなら、温度設定とは
給湯器に「〇〇℃で出してください」
と指示すること


給湯器からは
指示された40℃のお湯が出ていても
配管を通る間に熱が奪われ温度が下がり
混合水栓の中では水が混ざるため
設定した温度より低い温度で吐水されます
いくらハンドルで温度を上げても
設定した温度より高いお湯は出ません


温度調節ハンドルの目盛りは
温度表示ではなく
温度調節の目安だからです


その上
給湯器からの距離が長ければ長いほど
配管内の捨て水(冷たい水)の量も多くなり
適温になるまでに時間がかかる原因にも
そのため、水栓メーカーは
給湯器の設定温度を高め(50~60℃)に
設定することを推奨しています


そうすることで
混合水栓に届くまでに湯温が下がっても
ちょうどいい温度のお湯に調整されます
光熱費を知る
通常、お湯を作るときには水の加熱に
多くのガスや電気を使用するため
設定温度が高ければ高いほど
消費エネルギーが増えます
給湯器とつながっている単水栓では
設定温度が上がれば高くなりますが
混合水栓では、設定温度を上げても
水と混ぜる分、お湯の使用量が減るため
必ずしも高くなるとは限らないそうです
例:40℃のシャワーを10L浴びる場合
【単水栓】設定温度40℃:ガス代5.05円
- 40℃に設定した単水栓は、40℃のお湯を10L吐水する。
- 給湯器で40℃のお湯を作るため、蛇口まで届く間に温度は下がる
【混合栓】設定温度40℃:ガス代5.05円
- 40℃に設定した2ハンドル混合栓やシングルレバー混合栓は、40℃のお湯を10L吐水する
- 給湯器で40℃のお湯を作るため、蛇口まで届く間に温度は下がる
- サーモスタット混合栓では必ず水が混ざるため、さらに温度が下がる
【混合栓】設定温度50℃:ガス代5.05円
- 50℃のお湯約6.97Lに、17℃の水3.03Lを混ぜて、40℃のお湯を吐水する
- 混合水栓ではキッチンや風呂場の水栓で40℃のお湯を作るため、ほぼ40℃のお湯が出てくる
【混合栓】設定温度60℃:ガス代5.05円
- 60℃のお湯約5.35Lに、17℃の水を約4.65L混ぜて、40℃のお湯を吐水する
- 混合水栓ではキッチンや風呂場の水栓で40℃のお湯を作るため、ほぼ40℃のお湯が出てくる
また
適温になるまでの捨て水が少なくなれば
水道代の節約にもなります
給湯器の推奨設定温度
水栓側では
高い温度設定が推奨されていますが
給湯器側では事情が異なるようです
通常のガス給湯器と電気温水器に加え
光熱費の節約が期待できる
省エネタイプの3つの給湯器を
使っているご家庭も増えています
- ガス系:エコジョーズ(省エネ型ガス給湯器)
- 電気系:エコキュート(ヒートポンプ式)
- ハイブリッド:ガス+電気を併用
ガス給湯器
エコジョーズを含め
使用時にお湯を沸かす瞬間式の給湯器は
設定した温度で給湯するため
混合水栓側が推奨する50~60℃に設定し
水と混ぜて適温にするのが
最も効率がいい使い方になります


電気給湯器
電気温水器やエコキュートは
常に60~80℃のお湯が沸騰した状態で
タンクに貯まっているため
こちらも混合水栓の温度は
50~60℃が推奨されています


ハイブリッド給湯器
お湯を電気で無駄なく貯め
足りなくなったら、ガス給湯器で賄う
ガスと電気のいいところを組み合わせた
効率の良い給湯器です
主要なメーカーには
ノーリツ、リンナイ、パロマがあり
わが家は
リンナイのエコワンを使用しています


ハイブリッド給湯器は
一番効率がいいとされる45℃で
ヒートポンプ(電気)でタンクに貯め
使用時にガスで沸き上げる仕組みです
そのため、給湯器の設定温度を上げれば
タンクに貯めるお湯の温度も変わるため
設定温度を高くするほど
電気量もガス量も増えてしまうことに
下記は
リンナイお客様サポートに問い合わせ
頂いた回答です
「エコワンはリモコンで設定した温度を供給しますが、使用する水栓によって温調が変わることもありますので、混合水栓の説明書に従って設定をお願いします」
「エコワンのタンク沸き上げ温度は、リモコンの設定温度より高めに沸き上げすることを基本としており、リモコンの設定温度や外気温等により45℃・50℃・55℃と沸き上げ温度を変更しております。また、タンク内の湯温がリモコンの設定温度より低い場合は、ガス熱源機でガスを使用して湯温を設定温度になるように、おい加熱してお湯を供給しております。サーモ式混合水栓使用時で、水栓側で湯温を設定して頂く場合は、湯温の安定のために給湯器のリモコンの設定温度を水栓を設定温度より5~10℃程上げて頂くようお願いしておりますが、エコワンの場合でもリモコンの設定温度を50℃や60℃に上げて頂いても、問題はございません。湯温をリモコンで設定して頂く場合は、水栓側の設定を一番高い温度にして頂く形になるかと存じます。尚、リモコンの設定温度を上げますと、沸き上げ温度も高くなり電気も使用しますし、場合によってはガスでおい加熱しますので、ガスも使用する場合もあるかと存じます。使用して頂きます湯量にもよるかとは存じますが、給湯器から供給します湯温が高い程電気やガスを使用する量は増える方向になるかと思われます。」
つまり
給湯温度を高温設定にしてしまうと
最大タンクのお湯を
最大60℃まで常に沸き上げてしまい
せっかくの省エネ性の高い給湯器なのに
ロスが増えランニングコスト増に繋がります
とはいえ
快適に使えなければ意味がありません
わが家の場合、浴室が2階にあり
給湯器からも離れているため
特に寒い冬には
思った温度になるまでに時間がかかります
基本的には、42℃に設定しておけば
タンク内は45℃で貯まり
入浴中に設定温度を上げガスで追い炊きする
といった使い方がおすすめですが
面倒であれば
寒い時期だけ50℃に設定し
季節により設定温度を変えることで
快適さと省エネが叶います


結論
ハイブリッド給湯器以外の給湯器は
季節を問わず常に
設定温度を高めにしておくと湯温が安定し
光熱費にも影響はないようです
ちなみに、50~60℃で設定した場合
キッチンや洗面のシングルレバーでは
レバーの位置を真ん中にすると
ちょうど40℃くらいになり
もし、いちばん高温の位置になっていても
すぐにやけどするような湯温ではないので
心配はないようです


また、給湯器の設定温度は
40℃以下でも基本的に問題はなく
壊れるという話には根拠が乏しいそうです
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まとめ
これまで、給湯器の設定温度は
適温にするのが当たり前だと思っていました
昔の当たり前が
現在の間違いであることはよくあること
正しい知識が暮らしを快適にします















