
張り替えたらキレイになると思っていたのに…



スキマが目立つけど、こんなものなの?
こんな風に感じる前にお伝えしたい内容です
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
わが家は、サンゲツEBクロスの不具合で
築8年目に全面壁紙の張り替えをしました
※アクセントクロス除く
結果として
とても不満の残る仕上がりとなりました
わが家の事案(補修)に限らず
キレイになることを願うリフォームが
逆に後悔することになるケースがあります
事前に知っていることで
回避できることがあります
わが家の壁紙張り替えから分かった
起こりうること注意したいことをご紹介します
クレーム案件
壁紙張り替えに至った経緯は
こちらの記事でご紹介しています


実際に壁紙の張り替え作業を行ったのは
EBクロスの製造元
大日本印刷が指定した施工業者と職人です
その仕上がりに納得がいかないところが
複数箇所見つかりました
継ぎ目のゆがみ




柱や天井に対して
本来、直角にまっすぐであろう継ぎ目が
ゆがんでいたり、ななめに傾いています






継ぎ方






- ③短い幅での継ぎ目
- ④三方クロス巻き込みで窓上に横の継ぎ目
- ④と同じ窓上の横の継ぎ目と
⑤意図が分からない切れ込み








破れ




時計で隠されていた破れと
注意しないと気づかない程度の破れです




補修
決して広くないわが家は
すべてが毎日、目にする場所であり
そこで暮らす者にとっては
日常の気がかりとなります
上記の箇所については
時間帯や角度によって、特に目立つため
すべての張り直しを要望したのですが
施工不良でなければ応じられず
基本的には補修での対応になる
というのが、大日本印刷の見解でした
施工不良とは
壁紙の破れ(足りない)、はがれという状態は
施工不良となり、張り直しを主張できるそう
上記の箇所では
正直、一番気にならなかった⑦のみです
ただ、「パッチ(ワーク)」とよばれる
壁紙を部分的に切り張りする補修で
済ませられることも多いとか
ゆがみやななめの継ぎ目も
施工不良ではないので
目立たなくする補修での対応が基本だそうです
おそらく、今回のわが家のケースに限らず
どんなところに依頼したとしても
対応は大きくは変わらないようです
張り直し
しかし、補修は補修でしかありません
なにもなかったことにはなりません
その時はキレイになった
目立たなくなったように見えても
時の経過で不具合が再び現れることは
これまで何度も経験しています
壁紙張り替えに至った経緯をもっても
こちらには、一切落ち度がなく
当初の指定施工業者が
責任逃れ(音信不通)をしたこともあり
どうしても納得ができなかったので
かなりの時間をかけ話し合った結果
補修ではなく張り直しを望む6か所のうち
4か所だけの部分的な張り替えとなりました
また新たな別の施工業者に、しっかりと補修して頂きました








張り替えのリスク
ただ
張り替えも、部分的な張り直しのため
背負うデメリットが生じます
- 張り替えない壁紙との紙1枚分の段差
- 日焼けなどにより同じロットでも色の差
- 入隅にあらたなコーキングが必要


わが家の場合
最初の施工から年数が経っているため
廃盤になっている壁紙があり
その場合でも、一部の張り替えしか
応じてもらえなかったので
デメリットまで負わなければなりません
その他の不具合箇所
今回、張り直しとなった箇所以外にも
たくさんの気になるところがあり
それはすべて補修での対応となっています


ゆがみ






画像以外にも、かなりの箇所で
このような施工がされています
浮き/よれ




コーキング切れ




継ぎ目すきま




配線箇所の切れ目




施工の悪さ




すきまや継ぎ目のひび割れ、ゆがみには
コーキング剤やパウダー処理を
浮きや、よれには
クロス補修用注射器でのりを注入し
ローラーでならして目立たなくします
コーキング切れは、温度や湿度の差
浮きは
躯体が動くことで起こりうる症状なので
補修でも妥当だと思うのですが
多くの場所で見られる
継ぎ目のゆがみや傾き
太いコーキングの入れ方など
前回の職人の技量も愛もない施工には
ただただ悔しさしか残りません


補修できないもの
経年により
下地のボードが動いてできる盛り上がりは
補修で直すことは難しく
壁紙をはがした時に
ビスで固定や、パテで調整
といった対策が必要に
ただ、事前に交渉していないと
そのような対応も
してもらえないことも多いようです


わが家は
張り直しに応じてもらえなかったので
補修できなかったこともあり
最初の張り替え時に対応してもらえたなら
違っていたのでは、と悔やまれます
リフォーム注意点
わが家の施工例から見ても
リフォームは、信頼できる
腕のいい職人のいる施工業者を選ぶ
に尽きます
職人の技量もさることながら
どれだけていねいに作業してくれるかが
なにより大事だと感じます
実際に、そのような職人に出会うのは
なかなか難しいのですが
紹介や口コミから慎重に判断するのが
後悔がないように思います
職人の腕がよければ
コーキングも目立たず
また、できるだけ入れなくてもいいように
仕上げてくれます


わが家の場合
ハウスメーカーによる1年と2年点検時に
コーキング切れの補修がありましたが
今回はありません
階段の頭上や吹き抜けにおこれば
個人で直すのは難しいです


張り替え後に起こりうる不具合に
どこまで対応してもらえるのかを
しっかり確認することも大事です
今後、何年何十年
暮らすかもしれない家ならば
納得できる内容でなければ後悔します
わが家は、家の価値を損なう仕上がりに
多くの時間を無駄にし
本来味わう必要のない不満を抱いた
今回の補修に、今なお納得できずにいます
まとめ


2023年8月の施工後すぐ
連絡をしたものの対応してもらえず
その後、施工業者と連絡が取れなくなり
大日本印刷の担当者も変わり
最終的に補修が終わったのが2025年2月
実に1年半もかかりました
そこは誰かの大切な場所です
そこで暮らす人の価値観が基準です
わが家のように
後悔する人がいなくなることを願って