
実家を片付けたいんだけど、親が捨ててくれなくて‼



勝手に片付けないで‼どこに行ったか分からなくなるわ‼
こんなお悩みに答えます
ついのすみかづくり(@tsuinosumika15)
整理収納アドバイザーの akemiです
私自身、現在50代後半
母親も、80代後半と高齢になりました
親子であるが故に遠慮が無いことで
様々な問題が生じてしまう実家のお片付け
どうすれば、お互いにとって
いいお片付けが出来るのでしょうか
親が住む実家を
片付ける時のポイントは、ただ2つ
- 危なくないように
- 清潔に
その理由とNGポイントについて解説します
片付ける理由を明確にする




なぜ片付けるのか
その理由を
一番最初に話し合うことが大事です
実家を片付けようと思う理由は様々です
誰のために、何のためにを考え
お互いが同じ目的を持つことが必要です
その上で
高齢になった親の住む実家を片付ける時
優先すべきことは次の2つです
危なくないように
高齢者が転倒して骨折するのは
実は家の中が多いそうです
- 床置きしているモノにつまづく
- 家電製品のコードに足を引っかける
- マット類で滑る など
片付けることで
避けられることはあります
清潔に
歳を重ねることで
億劫になることは増えます
膝や腰が痛くなり
これまでやってきたことでさえ
出来なくなる場合もあります
それが掃除することなら
家の中はどんどん汚れてしまうでしょう
掃除が出来ていないようであれば
- 親が自分で
- 子供が行った時
- ヘルパーさんに依頼する時
簡単に掃除出来る空間にすることを
片付ける理由にしましょう
片付けは、不安を取り除き
気持ちよく安心して暮らすための作業であることをお互い意識しましょう
勝手に片付けてはいけない理由




親子であっても価値観は違います
一緒に暮らしていないなら尚更
暮らしは住んでいる人が主体です
望んでいないことはしないことが賢明です
価値観の違い
誰しも自分の価値観を持っていて
それは歳を重ねるほどに
確固たるものになっているかも知れません
その価値観を否定されたり
無理に変えようとされると
きっと腹が立つでしょう
要らないモノだと思っても
本人にとっては、必要なモノかも知れません
結果的に不要なモノだったとしても
勝手に捨てられるのと
自分で納得して捨てるのでは違います



私はスッキリしているのが好きだけど、母は手作り作品をたくさん飾るのが好きです
苦手なことの押し付け
片付けが苦手な人にとっては
「片付けよう」と言われること自体
苦痛なのかも知れません



私なら、難しい数式を解けと言われたら苦痛だわ
片付いている とは
- モノが無い
- きっちり収納の中に収まっている
ことではありません
はた目には乱雑に見えても
自分が一番使いやすいと感じるなら
それも片付いている状態です
最後に




親には親の
子には子の思いがあって
悩みが多いのが実家のお片付けです
私の実家も、現在母が一人で暮らしており
モノが多く、片付いていない状態です
正直、片付けをサポートする立場の
整理収納アドバイザーの私ですが
これまでに培われた
母の持つ価値観や暮らしの前では
どんな理論や方法も通用しませんでした
それが分かった今は
これまで十分頑張ってきた母には
好きなことをして楽しく暮らして欲しいから
不安なことだけ取り除いてあげればいい
と考えるようになりました
まとめ


実家を片付ける時のポイント
- 片付ける理由を明確にする
危なくないように
清潔に - 勝手に片付けてはいけない理由
価値観の違い
苦手なことの押し付け
生まれ育った時代や環境
その人の持つ性格や価値観
そういったものが、習慣となり
暮らしに大きく関わってくると感じます
だからこそ
楽に暮らせるモノの持ち方と空間作りは
一日でも早い方がいいと考えます
自分たちが年老いた時
子供や、もしかすると孫にとっても
安心出来る暮らしを送っていたいから

